スピリチュアル心理学って聞いたことないなぁと思われるかもしれません。それもそのはずです。というのも、私の造語だからです。(*^。^*) 正確には、スピリチュアル心理学のベースの一つである
「A Course in Miracles(奇跡の学習コース)」(悟りへ導くスピリチュアルな教え、人間の潜在意識のメカニズムが詳しく書かれている)関連の本に、“「奇跡の学習コースは、ある意味spiritual psychologyともいえるだろう”といった記述があり、良い言葉だと思い日本語にして拝借しました。
スピリチュアルという言葉から、オーラとか前世といったものを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、ここで使っているスピリチュアルとは“私たちを超えた存在(神、宇宙、天、ソースなど)とのつながり”を指しています。
1996年にイギリスに留学してから、いくつかの不思議な体験と愛する人と結ばれないというよくあるけど本人は辛い体験(「運命の人と出会うスピリチュアルレッスン」を参照にしてください)などを通して、「私はなぜ生まれてきたの?」、そして「私の悲しみはどうしたら消えるの?」といった問いに取り組んでいきました。
そして、様々なスピリチュアル系、そして心理学系の本、セミナー、ワークショップ、コースを受講し、様々なスピリチュアルマスター、セラピスト、ヒーラーとの出会いを通して、「私たちはなぜ生まれてきたの?」という問いに答えてくれるものは、スピリチュアルな教えであること、そして「私の悲しみ(怒り、苦しみなど)はどうしたら消えるの?」という問いに答えてくれるのも、やはりスピリチュアルな教えであることが分ってきたのです。
古今東西の聖人、悟りを開いたマスターたちは、真の私たちは、神(宇宙、天、ソース、宇宙意識など呼び方は様々)の一部であり、ありのままで無制限に愛に満たされている存在であると繰り返し説いています。
私たちの苦しみの根源は、私たちがそういったものと関係のない(宇宙や神、または他者と切り離された)存在だと思っているところにあると教えています。
神や宇宙の愛と切り離された私たちは、愛される必要や、価値ある人間として認められる必要が生まれます。そのため、自分が愛されないと感じたとき、孤独感、空虚感が生まれ、また自分は価値がない人間だと思ったとき、生きている意味を失ったりし、悩みや苦しみが生まれます。
私たちを苦しめるすべての感情、思いは、それが表面にどんな形で現れていようと(悲しみ、絶望、諦念、罪悪感、傲慢、嫉妬、攻撃、暴力、引っ込み、疲労感などなど)、深く見つめていくと、この二つの必要性(愛される必要性、価値ある人間である必要性)に辿り着きます。
自分は神や宇宙と関係ないという思いから発生している様々な感情や思考から自分を解放すれば、愛であるほんとうの自分の本質が感じられ、あなたは愛と喜びのなかに生きることができる。そして、自分がなぜ存在しているかも、頭ではなく体感として真に理解できますよと教えてくれています。
そのためには、どうしたらいいの?
スピリチュアルな教えは、自己愛を増やしていくことで、エゴの思い(=私たちを苦しめる思い)が消えていき、自分の本質とそして神や宇宙といったものの愛とつながっていけると説いています。
スピリチュアル心理学は、こういった教えをベースに、クライアントさんの苦しみの根源を見つけ、それらを解放し、自己愛を増やし、人生をもっと楽に喜びや感謝の多いものにしていくお手伝いをするものです。
実践的には、カウンセリングの手法と個人的にはフォーカシングなどといったテクニックを使います。また、クライアントさんご自信が、スピリチュアルな教えに興味がない、または信じないといったことでもまったく問題はありません。
自分の信じていることを他者に押しつけることは、スピリチュアルな教えの本質ではありません。しかし、もちろんクライアントさんがスピリチュアルな教えに興味を持ち、ご自分で探索していく姿勢があれば、それはご本人にとって大いに役立つ可能性は高いでしょう。
こういった考えにご興味がある方は、下記の本などをご参考にしてください。
▼スピリチュアルな教えを深めるお薦めの本
●日本語
バイロン・ケイティ著
「探すのをやめたとき愛は見つかる」(創元社)
エックハルト・トール著
「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」(徳間書店)
「ニュー・アース・意識が変わる 世界が変わる」(サンマーク出版)
ほか多数
ガンガジ著
「ポケットの中のダイアモンド あなたはすべてをもっている」(徳間書店)
●英語
「A Course in Miracles」 by Foundation for Inner Peace
「抑圧→投影→攻撃→防御」といった人間の潜在意識の心理メカニズムが詳しく説明されているため、欧米の多くのセラピスト、自己啓発のマスターなどが参考にしている。
「Awareness」 by Anthony de Mello
目からウロコ集。私はこれで自分を苦しめる思いからだいぶ解放されたと感じました。
▼スピリチュアルな教えをベースにした心理学の本
●日本語
チャック・スペザーノ著
「傷つくならばそれは愛ではない」ほか多数
著者は、「奇跡の学習コース」をもとにエゴの心理、働きを様々な角度から理解を深め、「ビジョン心理学」という独特のセオリーを生み出し、世界中で多くの人を苦しみから解放しています。
●英語
「Radical Forgiveness」 by Colin Tipping
許すことの真の意味と心のメカニズムを教えてくれます。
「The Dark Side of the Light Chasers」 by Debbie Ford
子どもの頃の体験が、成人してどのような形で私たちの人生に影響を与えるか、抑圧された思いという観点から、事例をたくさんあげ、分かりやすく説明されています。